「GLP-1ダイエットって危険?」
「どんな副作用があるの?」
GLP-1ダイエットに興味がある方はこうした悩みを抱えているのではないでしょうか?
確かにGLP-1ダイエットには危険性や痩せる薬を使用するデメリットがありますが、正しく実践すればリバウンドなしで安全かつ効果的に痩せられます。
今回はGLP-1ダイエットにおける副作用・危険性についてや、安全に医療ダイエットを成功させるためのポイントを徹底解説します。
今回は以下の記事を参考にしました。
参考:GLP-1 受容体作動薬及び GIP/GLP-1受容体作動薬の適正使用について日本肥満学会ステートメントGLP-1受容体作動薬と適応外使用の危険性 出典:GLP-1投与について 引用: GLP-1関連薬の登場を契機にグルカゴンの高血糖への関与が注目され始め、グルカゴンの分泌や作用に関する研究が盛んに行われるようになってきています。
GLP-1ダイエットで知っておきたい3つの副作用 テーブルで副作用を並べる
GLP-1ダイエットを始める際は、主に下記の副作用がある点に注意してください。
出典:日本肥満学会GLP-1 引用: 日本肥満学会は、肥満症治療薬である持続性GLP-1受容体作動薬セマグルチド(商品名ウゴービ®皮下注)が2023年11月22日に薬価収載されたこととあわせて、「肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント」を策定し、ここに公開いたします。
GLP-1ダイエットの副作用 | 症状 |
---|
胃腸障害 | 吐き気、便秘、下痢、嘔吐など |
低血糖 | 倦怠感や脱力感、めまい、吐き気、手足の震えなど |
膵炎 | 激しい腹痛や嘔吐など |
以下では、それぞれの副作用の詳細や対策について詳しく見ていきましょう。
胃腸障害により便秘や下痢などを引き起こす恐れがある
GLP-1ダイエットの副作用としてまず起こり得るのが「胃腸障害」です。
GLP-1の薬は、食べ物の消化を緩やかにさせて満腹感を持続させられますが、この作用が原因で胃腸障害を引き起こす可能性があります。
これにより、吐き気、便秘、下痢、嘔吐などの症状が現れやすくなります。
ただ、こうした副作用を感じるのは最初の1週間程度で、それ以降は症状が治まっていきます。
胃腸障害への対策としては、揚げ物などの高脂肪の食品を控えたり、食事の量を減らすといった工夫が有効です。
もし胃腸障害による症状が出た場合は、胃腸を休ませるために食事を控えたり、下痢が起きたら脱水症状を防ぐために水分補給を行いましょう。
糖質制限ダイエットと併用すると低血糖になる恐れがある
糖質制限ダイエットも行う場合は、GLP-1ダイエットと併用すると「低血糖」になる恐れがあります。
GLP-1受容体作動薬は、本来血糖値が低いときには作用しませんが、糖質制限ダイエットや無酸素運動、糖尿病治療薬を併せて飲む場合だと、低血糖になるリスクが上がります。
これにより、倦怠感や脱力感、めまい、吐き気、手足の震えなどの症状が引き起こされる可能性があります。
低血糖による副作用を避けたいなら、糖質制限ダイエットや無酸素運動を併せて行うといった行為を控えましょう。
膵炎により激しい腹痛や嘔吐を引き起こす恐れがある
GLP-1ダイエットを行う場合は、その副作用として「膵炎」が起こる可能性があります。
GLP-1の薬はインスリンの分泌を促すために膵臓にも働きかけるので、これが原因で膵炎を起こす恐れがあります。
膵炎の症状としては、激しい腹痛や嘔吐、上腹部や背中の痛みなどがあります。
膵炎による副作用が起こるのはごく稀ですが、その症状は重篤になるので、GLP-1ダイエットを始める際はこの点にしっかり把握しておきましょう。
低血糖による副作用の対策としては、膵臓に負担がかかる原因となる飲酒を控えるなどの方法が有効です。
その他GLP-1ダイエットで知っておきたいデメリット・注意点
GLP-1ダイエットをはじめる際は、副作用以外にも下記のデメリットや注意点について気を付けてください。
以下では、それぞれのデメリットや注意点について詳しく解説していきます。
最低でも3カ月程度の継続が必要なので費用がかさむ
GLP-1ダイエットをはじめる際に注意しておきたいのが、その治療費費用です。
下記は1カ月当たりのGLP-1ダイエットの費用(薬代)になります。
GLP-1の薬 | 費用(相場) |
---|
錠剤 | 月額8,000円 |
注射 | 月額25000円 |
この通りGLP-1ダイエットは1カ月当たり、8000円~25,000円程度と一般的に決して安くはない費用がかかります。
また、効果を実感するためには、最低でも3カ月程度の継続が必要になってきます。
そのため、錠剤タイプの薬ならトータルで約24,000円以上、注射タイプなら75,000円以上はかかります。
GLP-1ダイエットをはじめてみたのはいいものの、後から「お金が足りない」といった理由で断念してしまっては、元も子もありません。
あとあと後悔しないためにも、GLP-1ダイエットをスタートするときは、まずこうした費用がかかるのを把握し、そのうえで経済的にきちんと継続できるかを判断したうえで行いましょう。
安価な個人輸入品は安全性に問題がある可能性がある
GLP-1ダイエットを行う際は、個人輸入品の購入はくれぐれも避けてください。
こうした個人輸入品は安価に入手できるのは魅力です。
しかし、製造元が不明な薬の場合は、そもそも効果があるのかどうかが疑われます。
また、効果があったとしても、安全性に問題がある可能性もあります。
特に注射の場合なら、重篤な症状を引き起こす恐れもあるでしょう。
SNSなどでは、個人輸入(通販)のGLP-1の薬を購入しているユーザーも見られますが、こうした安全性が確かでない薬を入手して使用するのは危険ですので控えましょう。
体質によってはGLP-1ダイエットができない
GLP-1ダイエットは、下記のような体質を持っている場合そもそもできません。
- 腹部の手術、腸閉塞の既往歴がある
- 18歳未満または70歳以上である
- BMI18.5未満である
- 腹部手術、腸閉塞の既往歴がある
- 膵臓疾患の既往歴がある
- 重度の肝機能障害や腎機能障害である場合
- 胃腸障害がある場合
- 甲状腺疾患がある場合
- 低血糖を起こす恐れがある場合
- 糖尿病がある場合
- 摂食障害がある場合
- 妊娠中、授乳中、妊娠の可能性がある場合
こうしたケースに当てはまる場合は、GLP-1ダイエットを行うと危険ですので、福井大学のGLP-1レポートでも副作用などはまとめてありますがくれぐれも個人的に行うのは控えましょう。
リベルサスの通販の記事でも詳しく解説してるのでこちらも併せて読んでみて下さい。
注射部位に異常が見られるケースがある
GLP-1ダイエットを注射で行う場合は、注射部位に下記のような異常が見られる可能性もあります。
ただし、注射の際にあらかじめしっかりとアルコール消毒を行ったり、毎回同じ個所に打つのを控えるといった工夫をすれば、こうした副作用が抑えられます。
GLP-1ダイエットのメリット。他のダイエット方法との違い
GLP-1ダイエットには、主に下記の優れたメリットがあります。
他のダイエット方法との違いをまとめると下記の通りです。
ダイエットの種類 | GLP-1ダイエット | ファスティング(断食)ダイエット | 運動ダイエット |
---|
効果 | 〇 | 〇 | 〇 |
継続のしやすさ | 〇 | △ | △ |
リバウンドのしにくさ | 〇 | △ | 〇 |
コスト | △ | 〇 | 〇 |
以下ではGLP-1ダイエットの優れたメリットについて詳しく解説していきます。
ファスティングのように空腹によるストレスを感じにくい
GLP-1ダイエットの優れたメリットとしてまず挙げられるのが、ファスティング(断食)ダイエットのように、空腹によるストレスを感じにくい点です。
GLP-1ダイエットの場合は、「GLP-1」と呼ばれるホルモンを薬として体内に補うことで、下記の効果が得られます。
これによって、空腹によるストレスを感じにくくなるうえに、耐え切れずに間食をしてしまうといったことを避けられます。
そのうえで脂肪分解を促し、基礎代謝が上がるので無理なく自然に痩せられるわけです。
この通り、運動のような努力やファスティング(断食)といった我慢なく進められるので、とにかく継続がしやすいのがGLP-1ダイエットの大きな利点だといえるでしょう。
他のダイエットとは違いリバウンドしにくい
GLP-1ダイエットは、他のダイエットとは違いリバウンドがしにくいのも利点です。
上でも触れたとおり、GLP-1ダイエットは食欲を抑えてくれるホルモンを薬として補います。
これにより、我慢をすることなく食事の量を減らせます。
加えて、痩せやす体質にさせる効果もあるので、リバウンドがしにくいわけです。
一方でファスティング(断食)ダイエットの場合は、空腹感を我慢するのにストレスがかかりますし、これが爆発すると暴飲暴食につながりやすいです。
また、ファスティングは脂肪と共に筋肉まで分解されてしまうので、基礎代謝自体が低下してやすにくい体になり、リバウンドがしやすくなる原因となります。
特に短期間で痩せてしまった場合は、体が省エネモードになるので、そこからすぐに元の食事量に戻すとリバウンドしてしまいます。
運動ダイエットにしても、やめた途端に消費カロリーが減るので、ダイエット中と同様の食事量をキープしたとしても、リバウンドが起こり得ます。
その点GLP-1ダイエットなら、根本的にリバウンドがしにくくなるので、成功しやすいのが魅力的だといえるでしょう。
オンライン診療可能なクリニックで処方してもらえば簡単にはじめられる
GLP-1ダイエットは、医療機関で薬を処方してもらえれば簡単にはじめめられるのもメリットです。
特に初診からオンラインでの診療ができるクリニックを利用すれば、医院に足を運ぶ必要がありません。
やり方も薬を飲むか注射をするだけで、食べる量が少なくても満腹感を得られますし、内臓脂肪の燃焼が促されるので自然と痩せていけます。
GLP-1ダイエットは、はじめ方もやり方も簡単なのが魅力です。
GLP-1ダイエットを安全に効率よく成功させるための4つのコツ
GLP-1ダイエットを安全かつ効率よく成功させるためにも、下記のポイントについて押さえましょう。
GLP-1ダイエットができるクリニックで医師の指導の下で行う
GLP-1ダイエットを安全かつ効率よく成功させるには、まずそれができるクリニックで行いましょう。
クリニックで診療してもらえば、GLP-1の薬を処方してもらえるうえに、医師から適切な指導を受けられます。
その医師のアドバイス通りにGLP-1ダイエットを行えば、トラブルを避けられるうえにストレスなく効率的に痩せられます。
一方で、上記でも触れましたが、通販などで個人輸入品を購入して自分で行うと、危険なうえに効果が期待できる保証がありません。
そのため、医療機関の下で行わずに自力でGLP-1ダイエットをはじめるのは控えてください。
GLP-1ダイエットができるクリニックはたくさんありますが、初診からオンラインや電話一本で診療・処方できる医院を利用すると便利です。
GLP-1の薬を正しく利用する
GLP-1ダイエットを安全に効率よく痩せるには、医師の指導の下でその薬を正しく使用するのが重要です。
例えば錠剤タイプの薬なら、服用が起床時の空腹時のタイミングに限られます。
もしこのタイミングを誤れば、その効果が薄まります。
注射タイプの薬なら、大体のものは1日に1回自己注射するタイプのものになるわけですが、これを2日に1回など適切でない頻度で打ってしまうと効果があまり期待できなくなります。
また注射する時間も定められたタイミングで行わなければなりません。
注射自体も継続して行う必要があります。
GLP-1ダイエットで効果的に痩せたいなら、適切な薬の使い方を心がけましょう。
ランニングなどの有酸素運動を取り入れる
GLP-1ダイエットでより効果的に痩せたいなら、ウォーキングやジョギングといった有酸素運動を取り入れるのも有効です。
GLP-1ダイエットは、薬の投与だけでも痩せる効果はありますが、運動を全く行わなければその効果は薄まる可能性があります。
そのため、GLP-1の薬の効果を最大限に引き出すためにも、適度に運動を行うのが理想的です。
ただし、運動とはいっても、筋トレなどの無酸素運動を行うと低血糖になるリスクが高まります。
なので、運動をするにしても筋トレなどの激しい内容ではなく、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動を行いましょう
これらを無理のない範囲で取り入れることで、健康的でより効果的に痩せられます。
適切な量で栄養バランスの取れた食事を心がける
GLP-1ダイエットで安全かつより効果的に痩せたいなら、過食は控えましょう。
GLP-1ダイエットでは薬を処方するだけでも痩せやすくはなりますが、当然食べ過ぎてしまうと太ってしまいます。
また、GLP-1ダイエットを行う上では、普段から栄養バランスの取れた食事を心がけるのも大切です。
GLP-1ダイエット中は自然と食事量が減るので、栄養バランスが乱れる可能性があります。
栄養バランスが乱れると、必要となる栄養素が欠けてしまい効率的に痩せられなくなります。
GLP-1ダイエット中の食生活は、過食を控えるのはもちろん、栄養バランスにも意識しましょう。
飲酒を控える
GLP-1ダイエットで安全かつより効果的に痩せるなら、アルコールも控えましょう。
飲酒をしすぎてしまった場合は膵臓に負担がかかります。
これにより膵炎などの副作用が起きるリスクが高まることも。
また、空腹の状態で飲酒をした場合は、低血糖が起こる可能性も高まります。
これによってめまい、吐き気、倦怠感、脱力感、手足の震えなどの症状が起こりえます。
お酒そのものにもカロリーがあるので、当然飲み過ぎると痩せにくくなるでしょう。
GLP-1ダイエットで安全かつ効率的に痩せるなら、飲酒は控えてください。
GLP-1ダイエットの薬の種類(錠剤・注射)とそれぞれの違い
GLP-1ダイエットの薬には「錠剤タイプ」と「注射タイプ」の2種類があります。
それぞれには下記の違いがあります。
薬のタイプ | メリット | デメリット | 具体的な薬 |
---|
錠剤タイプ | ・費用が安い ・注射の痛みがない | ・薬を飲むタイミングは朝食前の空腹時に限る | リベルサス |
注射タイプ | ・効果が高い ・注射はある程度自由なタイミングで打てる | ・費用が高い ・痛みがある | ・オゼンピック ・ビクトーザ ・サクセンダ ・ウゴービ ・マンジャロ |
錠剤タイプは費用が安く注射による痛みがない
GLP-1の薬の中でも錠剤タイプは、費用が安いのが特徴です。
また、錠剤タイプは注射を打つ必要がないので、それによる痛みやストレスなく服用できるのもメリット。
ただし、薬を飲むタイミングとして、朝食前の空腹時に限ります。
もし服用を忘れてしまった場合は、ダイエット効果が薄まってしまいます。
特に出張や旅行で出先で泊まる機会が多い場合は、薬を自宅に置き忘れることでしかるべきタイミングで飲めないことにもなりかねません。
とはいえ、価格が注射タイプの三分の一程度と安価ですし飲むだけでOKなので、GLP-1ダイエットをはじめるなら基本的にはまずこちらの錠剤タイプから入ると良いでしょう。
注射タイプは効果が高く打つタイミングを問わない
一方で注射タイプの場合は、皮下に直接薬を注入できるで吸収されやすく、錠剤タイプに比べて効果に優れるのが特徴です。
また、錠剤タイプのように注射を打つタイミングを選ばないのもメリット。
注射は基本的には1日に1回打つ必要がありますが、オゼンピックなら週に一回のみ打つだけです。
ただし、注射タイプは料金が錠剤タイプの3倍と高くつくので、継続して行う場合はそれなりに費用がかさむのがデメリット。
痛みに敏感な場合は、注射により痛みやストレスを感じてしまうのもネックです。
短期間での全身痩せを希望しており、経済的にゆとりがあるような場合なら、注射タイプを検討してみると良いでしょう。
GLP-1の薬そのものの種類について
GLP-1の薬には、主に下記の種類のものがあります。
GLP-1の薬 | タイプ | 相場 | 特徴 |
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リベルサス | 錠剤 | 月額8,000円~ | ・費用が安い ・注射による痛みがない ・初心者向き |
オゼンピック | 注射 | 月額22,000円~27,500円 | ・他の注射タイプの薬とは違い打つのは週に1回のみでOK |
ピクトーザ | 注射 | 月額22,000~55,000円 | ・1日1回朝または夕方に注射する必要がある |
サクセンダ | 注射 | 月額22,000~75,000円 | ・1日1回注射する必要がある ・使用開始から2週間程度で効果が期待できる |
マンジャロ | 注射 | 月額14,520円~64,000円 | ・GLP-1薬の中では作用が長い ・週1回毎週同じ曜日に打つ必要がある |
費用については、利用するクリニックによって変わります。
とはいえ、薬の成分に違いはないため、予算が限られるなら安い費用で済むクリニックに通うと良いでしょう。
なお、下記のクリニックなら、安価でGLP-1ダイエット可能で、オンライン診療に対応しており満足度も高いです。
- クリニックフォア
- DMMオンラインクリニック
- eLifeクリニック
GLP-1ダイエットを始めるなら、これらをはじめとした費用が安くて高品質な医療サービスを提供しているクリニックを利用しましょう。